日本に結婚指輪の文化が伝えられたのは、明治維新以降です。
福沢諭吉がキリスト教を広めようとし、国をあげて欧米政策が進められてからです。
その後、結納品に婚約指輪を添えるようになり、1960年代に定着し、プロポーズの時に指輪を男性が女性に婚約指輪として渡すようになりました。
当時は真珠や誕生石のリングが一般的だったといわれています。
しかし1980年代には、80%以上のリングにダイヤモンドが使用されるようになったのは、ダイヤモンドが世界の婚約指輪の宝石として使われていたからです。
1970年代の高度成長期に、ダイヤモンドを扱うメーカーがテレビのコマーシャルとしてダイヤモンドを宣伝したことで婚約指輪はダイヤモンドというイメージが定着してきました。
ダイヤモンドが婚約指輪に使われるようになったのには、理由があります。
無色透明のダイヤモンドは花嫁の純白を意味しており、世界一硬いダイヤモンドの性質から永遠の愛を意味するとも言われているからです。
ダイヤモンドは、婚約指輪にふさわしい宝石として選ばれたと言えます。